手袋使用の重要ポイント

手袋のサイズは適切でなければなりません。きつすぎると血液循環を妨げ、疲労や不快感を引き起こします。逆に緩すぎると使用時に柔軟性がなく、容易に脱落してしまいます。

使用する手袋は十分な保護効果を持つ必要があります。スチールワイヤー耐切創手袋を使用すべき環境では、合成糸の耐切創手袋を使用してはいけません。保護機能を確保するためには、手袋を定期的に交換する必要があります。使用時間を超えると、手や皮膚に損傷を与える可能性があります。

常に手袋を点検し、小さな穴や損傷・摩耗箇所がないか確認してください。特に指先部分は注意が必要です。耐薬品手袋の場合は、膨張法による検査が可能です。

使用中の安全にも注意し、汚染された手袋を放置して他人に危害を及ぼさないようにしてください。一時的に使用しない手袋は安全な場所に保管する必要があります。

手袋を脱ぐ際には正しい方法に注意し、汚染された手袋に付着した有害物質が皮膚や衣服に触れて二次汚染を引き起こさないようにしてください。

皮膚の発赤やかゆみを見逃さず、皮膚炎などの皮膚疾患を予防してください。手に乾燥、かゆみ、水疱などの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。